今が人生でいちばん穏やかで恵まれているはずなのに気持ちが不安定な理由

あっという間に11月。だんだん日が短くなってきた上に、またひとりで考えても仕方ないことをぐるぐる考えて落ち込んでいた。今からこんなことで冬になったらどうするんだろう。

転職活動はしているけど相変わらず書類選考すら通らないし、今の業務も件数が激減していつ契約を切られるか分からないし、私ひとりだけ違う業務でさらにほぼテレワークだから人と話すことなく一日が終わることがほとんど。

人間関係のストレスがほぼなくて、今までに経験したことがないほど平和で、毎日穏やかに過ごすことができていてものすごく恵まれているはずなのに、どうしてこんなにも不安定なんだろうと思ってたらふと気づいた。

そういえば私は今、必要とされているという実感が全くない。仕事はほぼ単純作業の繰り返しだし、仕事以外でもほぼひとりだし、求人に応募しても全く相手にされないし。

今思えば、人生でいちばん辛かった時期を乗り越えられたのは、勘違いでも必要としてもらえていると信じていたからだ。

…と、負のスパイラルに片足を突っ込んでもがき始めたところへ友達からお出かけのお誘いが。タイミングよすぎて泣きそうになった。

岩山を登るという想像を遥かに超えるキツい内容だったけど、無心で全身を動かして汗だくになりながら目的地に到着した時の気持ちよさは格別だった。

私のくだらな過ぎる不安は恥ずかしいから言わないつもりだったけど、ポロッと口にしたら理解してくれて「吐き出さなきゃダメ」と言ってくれて泣けた。

他の人は「甘い」とか「強くなれ」とか、そんなつもりはないかもしれないけど私を責めるようなことを言うのに、この子は私を否定したり自分の考えを押し付けたりしないから本当にありがたい。彼女自身、辛いことをたくさん乗り越えてきたんだと思う。

さらに、自分が弱っている時に連絡したら迷惑かなと思いながらも、そうせざるを得なかった先輩にも久しぶりに会って話を聞いてもらえて、岩登りの2日後で全身筋肉痛だったけどやっぱりすごく救われた。

ふたりのおかげでなんとか負のスパイラルにどっぷりハマらずに済んで、半分諦めかけていた転職活動も再開。来年以降の契約更新もギリギリまで保留にすることに。さらに書類を全て見直して、新しい書式で応募してみた。

今日は朝から大自然の中を散策してリフレッシュ。今がいちばんいい季節だし、天気がいいと本当に気持ちいい。引っ越してきて大正解。仕事もあきらめなければきっといいところが見つかるから大丈夫。

今の私があるのはこれまで出会った全ての皆さんのおかげです。

どうか皆さんの健康と幸せがいつまでも続きますように。いつも本当にありがとうございます。