奇跡的なご縁と皆さんの優しさに心から感謝
引き継ぎの後も相変わらず他人事の社員。忙しいといいながらフラフラして、引き継ぎ内容に関して何も知ろうとしないし結局最後まで何も聞いてこなかった。
さすがに痺れを切らしたのか、水曜日にその社員を甘やかし放題の上司が彼女と相談して私の業務の振り分けを決めるように言ってきた。取引先に担当者変更の連絡をしたいと言うと、その時に相談して誰にするか決めてと言われた。
てっきり上司が対応すると思ってたらその気はないらしいことを残り2日という状況で知って、その翌日に社員と話をすることになった。その時の第一声が「(私の業務を)誰がするかまだ決まってないですよねぇ」。どう考えてもあなたしかいないでしょうが。
私はこの社員に業務を押し付けられまくってる男の子には絶対にこれ以上何もさせたくないし、社員の自覚が全くない彼女に思い知らせるためにも、私の後任は彼女だと取引先に連絡するように持っていった。「これ以上業務が増えたらやっていけないんですけどー」って言ってたけど無視。
さらに、この期に及んでまだ自分で何もしようとしないし、その男の子が私の業務をしたことがあるか聞いてくるし(あるわけないし、どうせ押し付けるつもりだろうけどそうはさせない)、「現場から何か言われたら動けばいいか」などとほざいてた。その時点で私は残り1日、しかも私の最終日に彼女は出張で不在。
どうしてこんな人(しかもひと回り以上年下)に「派遣でもいいっていう人って気楽に働きたいっていう人ばっかりですよねー」なんて言われないといけないんだろう。もう二度と会わないからどうでもいいんだけど。
とにかく上司がこんな社員を甘やかす意味が全く分からないけど、最後の最後まで「考え直さないの?」って言ってもらえたのはやっぱりうれしかったし、実は彼女に任せられないと思ってるような気がした。ま、どうでもいいんだけど。
私がいなくなって何かあったら平気で「そんなこと聞いてない」って言うだろうから、最終的な引き継ぎは全てメールで、関係ない人もいるけど敢えてチーム全員に配信した。それを見て上司が何か言ってくるかと思ったけど、ただひたすら「(私がいなくなるのが)嫌だなぁ」って言うだけだった。
上司 「次の職場遠いじゃん」
私 「特急が止まるから大丈夫です」
上司 「〇〇駅(会社の最寄り駅)で降りたらいい。プラカード持って迎えに行くわ。」
私 「結構です笑」
上司 「来週からどうしよう。本当に辞めるの?」
私 「はい、もう片付けを始めさせていただいてます」
上司 「いやいや、敬語の使い方間違ってるし」
私 笑笑
…でも、私にとっては雲の上の存在の上司にこんなふうに言ってもらえて本当にうれしかったし、それはちゃんと伝えた。みんなその上司が原因で辞めていてそれが問題になっているらしいから、私みたいな奇特な人は他にはいないと思うけど。
片付けも終わって、いよいよ最後のご挨拶。また嫌だって言ってくれたけど、さすがに諦めた?らしく、わざわざ立ち上がって帽子まで取ってくれた。
私 「お世話になりました。まさか〇〇さんの下で働けるとは思いませんでした。」
上司 「本当ですねぇ。また一緒になることがあるかもしれませんねぇ。」
私 「どうですかねぇ(やだー!) …でも、本当に勉強になりました。ありがとうございました」
…やっぱり私はそこまで嫌いじゃないんだよなぁ。気に入られていることにあぐらをかいて何もしない社員の方がよっぽど嫌。って言うと「でもそいつを社員にしたのはあの人だからね」って必ず言われるけど。ま、そうなんだけどね。
なんにしてもようやく無事に解放されてスッキリ。辞めていく人たちはみんなキラキラしてるって言われたけど、そりゃそうだ。それから予想外にたくさんの餞別をいただいてうれしかった。
みんな本当にいい人たちでそれはすごくありがたかった。半年しかいなかったのにご飯にも行けたし、業者さんたちもみんないい人だったし、何よりいちばん助けてもらった隣の男の子がすごく寂しがってくれてうれしかった。入ってきてくれてありがとうって言ってくれたし。こっちのセリフ。
また会おうねーって両手を振ってたら「女子高生か」って言われながら笑ってバイバイした。この子もひと回り以上年下だけど、一緒に仕事できてすごく勉強になったし、おかげで、若い子たちとは仕事できないと思ってた私の考えは間違いだったと分かった。
来月からかなりハードになるから、それまでは大好きな人たちと会ったり、ピースとべったりしながら過ごそう。ありがたいなぁ。
今の私があるのはこれまで出会った全ての皆さんのおかげです。
どうか皆さんの健康と幸せがいつまでも続きますように。いつも本当にありがとうございます。